仕上げ・・・塗り
塗り仕上げの塗料としては、日本では昔からの市松人形や、お雛様にみられる様に
胡粉が1番美しいと思われます。ただ、膠でといて地塗り胡粉〜上塗り胡粉まで
とても難しい工程が多くあり、作品の管理にも配慮が必要となります
簡単な方法としてはジェッソを使ったり、最近ではすぐ塗れる胡粉(roroさん参考)
もある様なので是非試してみてください。
ここでは、あくまでも私の方法として「アクリル エマルジョン」と言う塗料を使います。
これは 人形用ではないので小分けでは売ってません。
興味のある方は塗料店へ相談してみて下さい。PS アクリルエマルジョンとは、塗料名ではなかったのですね(今まで 知らなかった(>_<)
私も塗料屋さんに聞いたら「アクリルエマルジョン」と言われたので・・・
モデリングペーストを見てみると「大理石の粉末とアクリルエマルジョンから出来てる」
と書いてあり、画材屋さんで聞いてみるとアクリル系の融和剤のような物らしい
たとえば、顔彩なら・「顔料と膠で 」この膠に当たるらしい
私が使ってるのは、本来 壁塗り剤としての物で「20k入り・1斗缶」の販売なのです
色も色番があって、調合してもらうのです。
とてもこれでは、実際には大変だと思います
胡粉にかわる 何かと言うとこで捜したのですが もしかするとモデリングペースト
が近いかも知れませんね
素材的には100%満足できるものはなく、いろいろ試しながら自分にあった方法を
見つけていくしかないかな?・・・私も自信はありません
一般的には、ジェッソ・ モデリングペースト・ 胡粉 等が使われているようです
是非 試してみて欲しいと思います
ワークルームをやるにあたって、一番 危惧したのは塗料のことでした
なんと説明したらいいのか、また これが本当にいいのか 等など・・・
創作人形・・どんなやり方でも良し 「失敗は成功のもと なり」なんちゃって (~o~)
アクリルエマルジョンにボンドを20%位加えて良く混ぜて置きます。 これを全体に隈なくナイロン平筆(腰の強い筆がいい)で塗ります。 乾いたら軽く研磨布(#180)で気になる所を浚って置くと良い |
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上が乾いたらまた腰の柔らかい平筆で、たっぷり塗ります。 さらに乾いたらもう1度たっぷりぬります。 塗料の層を作るので、ドタドタと筆跡が気になりますが、とにかく 厚めに塗っちゃいましょう(~o~) |
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3時間位で乾いたら、 晒し木綿を硬く絞って、筆跡を消し、細部をシッカリ磨き出す *塗りが乾いたらすぐに磨くのがベスト 1週間もほっとくと磨きにくくなる、 この時は研磨布(#400〜#600)に水を付けて磨くとよい |
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最後に丸スポンジに塗料を付け、 押え込む感じで塗っていきます、すぐにスポンジ片面(塗料なし)で 水分を吸収・・・・これで、きめ細かい綺麗な肌になり着色も乗りやすい |
あえて、荒い肌にする時は、スポンジ塗りを繰り返す
ここでセーター等の毛が入らぬよう注意、白い割烹着(袖付きエプロンか?)
がいい・・・ちょっと格好悪い?(^^ゞ
* ここで使った物 ボンド、 アクリルエマルジョン、筆 晒し木綿、 丸スポンジ(髪を巻くのに使う、スーパーなどの化粧雑貨にある) |